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内科(血液・膠原病)

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医師紹介

副院長

伊藤 歩  Ayumi Ito

専門分野 血液・膠原病
専門医・認定医 日本内科学会認定内科医
日本リウマチ学会専門医
インフェクションコントロールドクター(ICD)
日本リウマチ財団登録医
リウマチ友の会会員

 

血液疾患

血液疾患とは、白血球、赤血球、血小板、という生命を維持するには必要な要素に異常をきたす疾患であり、感染症、出血、貧血症状、血栓症などを起こしてしまう疾患です。『たかが』と考えがちですが、症状が出ると止められなくなり、生命に危険を及ぼすことが多いものです。

1.血液内科対象疾患

血液内科では、各種貧血(鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血、悪性貧血など)はもとより、血液腫瘍性疾患(急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫)、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群など)、凝固異常症(血友病、特発性血小板減少性紫斑病など)などを扱っています。

2.血液内科の整備

★簡易無菌室
NASA基準クラス10,000(ISOクラス7)(空気中の清浄度を表す単位)の病室で、各種抗がん剤による治療での感染防止、再生不良性貧血など白血球の減っている患者様に対する感染防止などに利用しています。部屋は室内にトイレ、シャワーが設備され、無菌水の供給装置もあります。

3.血液内科での診療内容

基本的には各種治療プロトコールやガイドラインに基づいた治療を行います。2013年に日本血液学会の造血器腫瘍ガイドラインが発表されており、それに基づいた治療の選択が行われます。血液腫瘍性疾患については、日本の全国的な共同研究グループであるJALSG(Japan・Adult・Leukemia・Study・Group)に参加しており、その共同研究に協力しています。実際の治療に当たって、患者様の協力が得られればこの共同研究に登録し治療を行いますが、協力が得られなくてもこの最新の治療情報に基づいて治療を行います。また、トロンボポエチン受容体作動薬や分子標的治療薬など新規薬剤も積極的に導入して、より良い治療を目指しています。さらに、浜松医科大学、名古屋市立大学を始め、浜松市内、県西部の各病院の血液内科グループとの情報交換に基づき、治療や患者様の紹介を行っています。時に、造血幹細胞移植の必要な場合には、浜松医療センター、浜松医科大学と連絡を取り、治療を進めています。

 

膠原病・リウマチ性疾患・自己免疫疾患

膠原病とは、1942年に病理学者であるクレンペラーが病理学的に『膠原線維のフィブリノイド変化と膨化』という共通の特徴を示す疾患群として提唱したものです。膠原病の原因としては、本来体に進入した異物(細菌やウイルスなど)を攻撃するはずの『免疫』が、何らかの原因によって自分自身を攻撃してしまったり、過剰反応をしてしまうことにより様々な症状が出てくるということです。
膠原病の症状は、疾患ごとに様々ですが、発熱、倦怠感、体重減少、皮疹、関節痛が比較的共通に見られ、その他、手指膨張、皮膚硬化、筋肉痛、筋力低下、関節変形、内臓病変などが見られます。

1.膠原病内科対処疾患

膠原病内科で扱う疾患としては、関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群(SjS)、強皮症(SSc)、多発性筋炎(DM)、結節性多発動脈炎(PN)、混合性結合組織病(MCTD)、ウェゲナー肉芽腫症、高安動脈炎、側頭動脈炎、成人スティル病、リウマチ性多発筋肉症、線維筋痛症、ベーチェット病、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎などがあります。

2.膠原病内科での診療内容

膠原病では、全身の様々な部分に病気そのものによる症状、合併症もしくは薬剤による副作用が出現します。そのため生活指導や薬物療法による病気自体の治療はもちろんのこと、合併症の有無、治療薬による副作用の出現などの検索を行いながら、患者様の診療に当たっております。
長い闘病生活の間には、脳や心臓、腎臓などの様々な部分に障害が出てくるかもしれません。また、内科で扱う臓器ばかりでなく、視力障害、皮膚の出来物、関節が痛むなど内科以外が専門領域となるような症状も出現することがあります。そのような場合には各臓器の専門分野の先生方(消化器、循環器、内分泌、腎臓など)および他科(皮膚科、眼科、耳鼻科、整形外科など)の先生方と積極的に連携を図り、総合的に診療を行うように努めております。
また、治療薬については、日本リウマチ学会専門医であることにより最新の抗リウマチ薬や生物学的製剤(抗TNF薬、抗IL-6、抗T細胞薬など)での治療も可能となっており、更に新しい薬剤の使用も含め難直性リウマチ患者様の役に立つようにしています。関節リウマチに関しては、日本リウマチ学会より治療ガイドラインや、薬剤についての使用ガイドライン(メトトレキセート、生物学的製剤など)が発表されており、標準的治療が提示されています。さらに、日本リウマチ学会、日本臨床リウマチ学会、浜松医科大学、名古屋市立大学をはじめ近隣でのリウマチ、膠原病に関わる研究会等にて、近隣の医療施設と情報を交換して、より良い診療を目指しています。また、日本リウマチ友の会や浜松S-FAにも協力しています。