2023.11.06

新人看護師1年目

こんにちは 遠州病院手術室です。

今回は新人看護師1年目の流れを紹介します。
1年の流れ 
4月 入職 病院研修 手術室オリエンテーション 
   入室の流れ、薬の準備を習得 →次のステップへ
5月 器械出し  指導者と二人で→指導者の見守りで→独り立ち
9月 外回り   指導者と二人で→評価 合格→独り立ち
3月 1年目終了 2年目へ
当院では新卒から4年目、5年目で、ほとんどすべての手術に入れるようになります。

手術に入るまで
まずは事前学習
疾患、症状、解剖、手術の流れ、合併症を自己学習します。
指導者の合格が出たら次のステップへ進みます。

器械や物品の名前、使い方を覚えます。手術の流れを覚えます。
指導者と共に手術に入ります。

次は一人で手術につきます。このサイクルを繰り返して、ひとつずつ手術を覚えていきます。

1年目の声
オペ室は、就職の希望では出していなかったので配属先がオペ室と知った時は、「自分に出来るのか。」「先輩が実習で学習したことがあまり役立たないと言っていたからすごく大変なのかな。」と不安がとても多かったです
しかし、先輩方や指導してくださる方が丁寧に分かりやすく教えてくださったり、学習面だけでなく技術面や患者さんや他職種の関わり方についても指導してくださったりするので、入職時の不安はほぼなく楽しく仕事をすることができています。
また、最初は出来る技術や入れるオペも少なくて「これで大丈夫なのかな。」と思っていたけれど、経験を沢山させて頂いて今では、ギネ・外科・整形など色んな科の様々なオペに入れるようになってきたのですぐには出来なくても継続して学習や経験をして成長できるようになりたいと思っています。

1年目指導者の声 
手術室での業務は、新人看護師には未知の世界だと思います。実習で行ってきた病棟業務とは大きく違い、見たことない業務ばかりで驚くことも多いと思います。手術の術式を覚えたり、器械を覚えたりなど解剖生理以外ほぼ知識ゼロからスタートになります。手術室にきたらすごく勉強をします。1つの手術を担当出来るまでに時間もかかります。でも手術室業務について知り、いろいろな経験をすることで面白さを体感することで、やりがいにつながります。そのサポートをするのがわたしたち先輩の仕事です。わからないところは1つ1つサポートしますので、手術室業務に興味を持っていただけたら嬉しいです。

2年目の声 
学生のときに全く関わりの無かった手術室で、1年目は毎日初めて学ぶことが多く、手術室で働き続けられるのか不安がありました。しかし、先輩に支えられながら出来ることを増やしていき、事前学習や先輩との振り返りをして知識が増えたことでそれが自信につながっていきました
2年目では器械出しに加え外回り業務が始まり、より患者さんの目線で看護を考えられるようになれたと思います。手術が患者に与える影響を考えたり、その患者に適した環境を作るようにしたりする中で看護とは何か改めて考えるようになりました。また、毎日の業務の中で自分の行った看護について反省する事も多く、その時には指導者や先輩からアドバイスを頂き、日々成長できるよう頑張っています。
2年目では1年目と比べ入れるようになった手術が増え、器械出しや外回りなど出来る仕事も増えてきました。その中で与えられた仕事以外でも自分が患者さんのために出来ることを考えて行動していくことを目標として今後も頑張っていきます。手術室看護師として術前から術後まで安心して手術が受けられるような関わり、安全に手術が出来る看護をしていきたいと思います。

2年目指導者の声 
手術室は、病棟に比べて患者様と関わる機会が少ないです。ですが2年目は外回り業務が始まったり、緊急室での看護が始まったりと、1年目以上に患者様と関わる機会が出来ます。看護について改めて考えてもらえると良いです。

いかがだったでしょうか。今回は1年目の流れを紹介しました。次回は中途採用者についてお届けします。