病院長あいさつ

 皆様こんにちは。私が院長に就任してはや2年が経過しようとしております。振り返ってみますとこの2年間、連日新型コロナウイルス感染症に振り回されていました。昨年11月と本年4月の2度にわたり当院にて新型コロナウイルス感染症クラスターを出してしまいました。当院は「地域の皆様の安心、安全を守り、心と心のふれあう医療」を理念として掲げております。ご利用いただいております皆様には多大なるご迷惑とご心配をお掛け致しましたことを改めてお詫び申し上げます。と同時に、クラスター発生後もこれまでと変わらず当院をご利用してくださっております皆様には心より感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染症の終息がいまだ見通せない中、病院入り口での検温とお見舞いの制限、抗原定量検査の実施など感染対策をしばらくこのまま徹底してまいります。是非ともご理解ください。
 さて、当院は救急医療から回復期医療、しいては在宅ケアーまで一貫した医療サービスを提供する院内完結型の病院です。まさしく「心と心のふれあう医療」の実現に向けて医師、看護師、パラメディカル、ケースワーカー等の多職種でお一人お一人の患者様を診させていただき、その患者様の希望に沿った医療および生活環境を提供いたします。お一人の患者様にできるだけ長い期間、多くの当院職員がかかわることにより、患者様の安心を確保し、患者様からの信頼を得るよう努力いたします。
 専門医療分野でのトピックスとして、当院婦人科にて内視鏡手術を一昨年から始めました。婦人科領域の良性腫瘍の手術など、傷が小さく入院期間も短縮できます。是非、当院婦人科までご相談していただければと思います。また、腎臓内科では腹膜透析も積極的に勧めております。コロナ禍で外出を控えることが多くなった現在、ご自宅で可能な腹膜透析が見直されております。こちらも是非ご相談下さい。
 正面玄関には「よろず相談窓口」という患者様からのお問い合わせの窓口があり、毎日ご意見をいただき対応させていただいております。すべてのご意見は1か月に一度、院内全職員に閲覧させております。「お叱りのお言葉」には患者様の視点でとらえた我々の気がつかなかった盲点が多分に含まれており、改善につなげております。患者様が気持ちよく当院をご利用できますように今後とも貴重なご意見をいただければと思います。
 新型コロナウイルスワクチンもこの先すべての必要とする皆様に行き渡るか、これで感染は終息するのか、コロナがなかった頃の日常を取り戻すことができるのかなど不安が尽きることはありません。我々は今を生きております。今の問題から逃避することなく立ち向かっていくしかありません。皆様の今後の人生が少しでも明るくなるように当院職員一同、全身全霊で目の前の患者様のために尽くしてまいります。何卒、今後ともJA静岡厚生連遠州病院をよろしくお願い申し上げます。

令和3年7月吉日

JA静岡厚生連 遠州病院
病院長 大石 強