病院長あいさつ

 JA静岡厚生連遠州病院のホームページにお越しいただきありがとうございます。当院は昭和13年に開設し、空襲により一旦は全焼致しましたが昭和21年に再開、以降現在まで地域の皆様の健康に貢献してまいりました。85年間の長きにわたり当院が存続できましたのも当院をご利用していただきます患者様およびそのご家族様そして地域の諸先生方のおかげと心より感謝しております。当院の医療の柱は浜松市を中心とした地域の皆様の健康を守ることと市内の救急医療への貢献です。
 総合病院の先生方、開業医の方々、介護施設の皆様そして地域包括支援センターの皆様と密に情報を交換し、地域住民の皆様方を医療を通して包括的に支援させていただきます。60床の回復期リハビリテーション病棟を有し、退院後の「住まい」についても入退院支援室、病診連携室を通して、患者様およびご家族さまの要望に応じた場所のご提供に尽力いたします。
 救急医療に関しましても「困ったときの遠州病院」として貢献してまいります。2025年以降、日本の人口は一転減少し、相対的に75歳以上の高齢者の比率が高まります。重度外傷、脳血管系などの3次救急相応の高度緊急疾患よりも高齢者の汎用緊急疾患(肺炎、骨折、急性腹症など)がますます増えることが予測され、「普段は自宅あるいは施設、必要に応じて入院」という病院利用のパターンが増えていくことでしょう。今後もクリニックの先生方や市内の諸施設等との連携を図り、ご高齢の皆様がより安心できる生活環境構築のために、受け入れ体制にも一層努力させていただきます。
 新型コロナウイルス感染症も落ち着いた様相を呈しておりますが、今後いつ新興感染症や災害等、有事が生じるとも限りません。不測の事態にも即時に対応でき、地域住民の皆様から一層信頼される病院となれるよう病院の質、サービスの向上に職員一同努力を重ねてまいります。
 何卒、今後ともJA静岡厚生連遠州病院をよろしくお願い申し上げます。

 

令和5年11月吉日

JA静岡厚生連 遠州病院

病院長 大石 強