赤ちゃんの健康管理
同じフロア内に小児科病棟があり、小児科医が赤ちゃん全員の健康管理を行っております。
また、分娩時には必要に応じて小児科医が立ち合いを行います。
お母さんは、赤ちゃんについて心配なことがあれば、直接小児科医に相談することもできます。
赤ちゃんに行う検査
新生児聴覚検査
ご希望の方に、赤ちゃんの聞こえの検査をしています。
赤ちゃんが眠っている間に行いますので何の苦痛もありません。
黄疸の検査
赤ちゃんは、黄疸が起こりやすいのですが毎日、皮膚の色を器械でチェックして黄疸の経過を診ています。
異常を早めに発見するように努めています。
その他、入院中のスケジュールをご確認下さい。入院中のスケジュールはテキストにも記載があります。
また、お母さんと病院スタッフが診療やケアの内容を共有しながら入院生活を送れるよう、『開示型看護計画』を用いてのケアを行っています。
赤ちゃんのドライテクニック
赤ちゃんは自然のオイルによって、皮膚を保護されて産まれてきます。
自然のオイル=胎脂とよばれており、この胎脂を取り除かないようにしています。
お風呂は4日目から入ります。
母乳育児について
母乳を優先にケアを行っています。赤ちゃんに優しい24時間母児同室です。
初めてのお母さんでも、育児に慣れていけるように助産師・看護師がサポートしていきます。
最初は育児に不慣れで戸惑っていたお母さんも、退院の時は、少し自信が持てるようになります。
分娩後のおっぱいについて
母乳が良いことは、皆さんご存じのことと思います。母乳は、何の努力をしなくても出る方もいれば、頑張って頑張ってやっと出るようになる方もいます。
また、おっぱいや乳首の形や抱き方が人それぞれ違うように、母乳の出る時期もさまざまで、すぐには思うようには出ない方もいます。
基本的には、母乳は赤ちゃんに吸ってもらうことで出るようになります。最初はとにかく泣いたら吸わせましょう。分娩後2〜3日の間はおっぱいの分泌は良くないので、一日中おっぱいをあげているような感じになると思いますが、それでOKです。(おおよそ1日10〜12回の頻回授乳となります。
助産師が医師とも相談しながら、お母さんの希望になるべく沿うように赤ちゃん・おっぱいの状態をみてアドバイスをしていきます。
また、赤ちゃんの様子を観て、医学的に必要な場合はミルクを足すこともあります。
医学的に必要な場合とは、脱水・低血糖・黄疸が出現した場合で、低出生体重児の場合は、状況により粉ミルクが必要になることもあります。
分娩後数日の間は、おっぱいは劇的な変化をします。時には昼間と夜で状況が変わることもあります。それに合わせ、アドバイスの内容が時間と共に変化することもあります。
貴重なおっぱいの変化と赤ちゃんの成長を実感しながら母乳育児がうまくいくように一緒に考えていきましょう。
母乳外来
当院では母乳育児を推進しています。
退院後も安心して母乳育児を続けられるよう、母乳に関する相談を受けています。
赤ちゃんの体重増加のチェックを行い、お母さんと赤ちゃんにとってよい授乳の方法を相談していきます。
卒乳・断乳の相談もしていきます。
※当院で分娩された方対象です。完全予約制
日程 | 毎週火・木曜日 午後13時〜(所要時間:1時間) |
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料金 | 3,310円
※浜松市産後ケア事業の助成制度が利用できます。 |